11月18日の林先生の初耳学で、「酵素ドリンクは飲んでも効果なし!?」という題名が気になって見入ってしまいました。
目次
テレビで公表されてこなかった健康ドリンクの事実
まずはじめに、画面に映っている大政さんが「体に良いと思って飲んでいるものって何かありますか?」と、ゲストの方たちに質問されていました。
石原良純さんは「甘酒」。そして、「甘酒だけだと淋しいから白と赤でトマトジュースも」と。
Sexy Zoneの中島健人さんは「飲むヨーグルト」。
元フィギュアスケーターの村上佳菜子さんは「酵素ドリンク」と回答。
村上佳菜子さんは、流行っているというのとダイエットにイイと聞いて酵素ドリンクを飲んでいるんだそう。
美容ドリンクがひた隠しにする大いなる矛盾
≪林先生に問題≫
ネット販売で好評の酵素ドリンクですが、そもそも酵素は、体内で作られ消化吸収を助けたり新陳代謝を活発にしてくれるもの。酵素ドリンクは生きている酵素を取り込めるため、体内の酵素量が増加。その分、新陳代謝が活発になるとうたっています。
その宣伝文句には
・キレイを実感
・99%が痩せてます
など、様々な美容効果が。
しか~し、そんな酵素ドリンクに関して衝撃の事実が明らかに!
そもそも、酵素を摂り込めるとうたっている酵素ドリンクがあるんですね。
「酵素ドリンクの酵素は飲むときにはとっくに死んでいる」とも番組内で。
スタジオでも「えぇ~」という声がありましたが、実は知らない人も多いです。
実際私も勉強するまでは知りませんでした。
やっぱり「酵素ドリンク」っていう名前が悪いと、いまだに思ってしまいます。
死んでしまった酵素を飲んでも何の意味もない(?)
番組内ではゼリーを使って実験をしていました。
酵素は食べ物を分解する役割があります。もし酵素が生きているなら、ゼリーを分解し溶かすはず。と、2つの赤いゼリー。
一方のゼリーには市販の酵素ドリンクを。
もう一方のゼリーには、酵素が含まれている生のフルーツをジューサーにかけたものを。
【放置すること8時間】
生のフルーツをジューサーにかけたゼリーは完全に溶けていました。つまり、酵素が生きていて分解した証拠。
一方酵素ドリンクは、ゼリーはほとんど解けていない。つまり、酵素は完全に死んでいた。というわけです。
なぜ酵素が死んでいるのか?
≪林先生の回答≫
酵素って働くのに適切な温度があるんです。だから人間の体の中にある酵素が働くのは人間の体温前後。
じゃぁ飲料として売るときには、日本では65度以上、あるいは85度以上。これ時間が違うんですけどね。
で、ちゃんと加熱して殺菌したものでなければ飲料として販売できないんです。
となると、40度前後で活発に働く酵素はその温度まで上げてしまうと死んじゃうんですよ。
ですから、当然のことですよねぇ?
つまり、酵素ドリンクの酵素が死んでいるのは「食品衛生法で加熱殺菌が義務化」しているからです。
お店で生野菜やフルーツをミキサーにかけたものには加熱する義務がないため、酵素が含まれているとも言っていました。
酵素については他ページで書いているので、参考になればと思います。
酵素ドリンクを飲む意味って?
酵素ドリンクに酵素が含まれていない。というのが分かりましたが、飲む意味ないんじゃないかな?って思ってしまいますよね。
酵素ドリンクは、むかしは「補酵素ドリンク」とも呼ばれていたんだそう。
つまり、酵素ドリンクは酵素を摂り込むためではなく、補酵素を取り入れることができます。
補酵素というのはビタミンやアミノ酸の中の一種ですが、酵素は補酵素がないと働きが悪くなります。
体の中の酵素を活発にできるのも補酵素が必要なんです。
そしてもう一つは抜群の栄養価です。
酵素ドリンクとは言いますが、名称は「発酵飲料」。
植物がふんだんに入っていて、その発酵液のことなんですね。
植物は発酵することによって栄養価が高まります。そして、植物そのものには無かった栄養も生み出します。
ファスティング(断食)のアイテムとして飲む方も多いですが、カロリーは少ないけど栄養が摂れるってことなんです。
食事では補えない栄養も摂ますし、お年寄りから子供までお勧めできると私は思います。
肌荒れがひどくニキビが頻繁にできていた頃、マルチビタミンのサプリメントを飲んでもスムージーを飲んでもなかなか良くなりませんでした。
酵素ドリンクを飲み始めたから肌が回復し、体の調子も良くなりました。
身体の調子が良くなったから肌の調子も良くなったのかな?
色々試しましたが、お勧めはやはり無添加の酵素ドリンクやサプリメントです。